紫苑ステークス(中山芝2000m)
紫苑ステークスがあると、いよいよ秋競馬、クラシックが開幕だなあと思うのは僕だけでしょうか。紫苑ステークスは牝馬クラシックの最初のステップレースで、確か3着までに秋華賞の優先出走権が付与されますね。
春に活躍した馬はローズステークスあたりに出てくるんですが、上がり馬にとっては重要な位置づけになります。
中山2000メートルですから京都2000で行われる秋華賞の事実上の前哨戦にはなるべくもなく、ここ数年の出走馬を見ても秋華賞でいい成績を収めた馬は、去年を除けば覚えてる限りいないですね。去年はヴィブロスが秋華賞で勝利。やはり2015年の改修の影響が大きいのでしょうか。中山競馬場でも瞬発力のある馬の好走が目立つようになってきて、その分予想がしにくく=馬券として勝ちにくくなってます。
中山2000といえば皐月賞でしょう。皐月賞と言えばタフなレース。そのイメージのまま瞬発力だけではダメなコースです。
中山は内回りと外回りで別会場かというくらい形態が変わってくるのですが、2000メートルは内回り。
手前正面からスタートして4つのコーナーを回ってきて最後の短くて急坂のある直線の先がゴールですので、やはり持続力に富んだ馬が有利なコースでしょう。9月開催は野芝100%ですので、それでもやや軽い馬場になるのかな。
3歳の牝馬重賞(中距離以上)というのはどうしてもペースが澱みがちになりますね。長距離適性を測りながらゆっくりと流れますので、後半のヨーイドンの展開が多くなります。でも紫苑ステークスにもそんな年はありますが(2012年など)それでも緩急のない展開の年がほとんどです。
持続力タイプから印を回していきたいと思います。
金曜日の前売りオッズではディアドラが1番人気、ルヴォワールが2番人気。
ルヴォワールは2戦2勝で、その2戦とも中山2000(今回と同舞台)。しかも楽勝と言っていい勝ち方です。さらに、超絶強力な乗り替わりと来てますので、人気になるのも仕方なしか。不安材料は休み明けくらいですか。
人気薄なら積極的に狙いたいと思う馬ですが、これだけ人気になると逆にリスクのほうが高くなると考えてます。
特に2戦目のミモザ賞は相手関係が楽すぎます。どちらかと言えば新馬戦の方がきつかったのではないか。
ハーツクライ産駒だけに古馬になってからの成長力には期待したいと思いますが、まだ早いかも。ミモザ賞と紫苑ステークスでは勝ちタイムで5秒近く縮めないといけないと考えると、好走するかどうかは半々かなと。
それでこの期待値ならば、むしろ軽視したいと思います。
ポールヴァンドル
相手なりに走るとはいえ、江の島特別での負け方が気になりますね。
最後の一ハロンが急減速する厳しい展開だったんですが、そこでは4着を確保するのがやっと。
前走のかもめ島特別がスローペースだったということを考えると、厳しい展開ではやや分が悪いかもしれないです。
軽視したい一頭
ホウオウパヒュームは全然勝負にならないんではないでしょうか。
他に有力馬がいないということですごく人気を集めていますが、相当な上澄みが無い限り、オークス16着からの上昇は厳しいと思います。
そう思う理由にはフローラステークスの惨敗もあります。
オークスだけならともかく、フローラステークスで全く勝負にならなかったのは能力的にたりてない証かと。
3歳牝馬の場合、そこからでも一夏越えれば・・・というのはありますが、それを狙うにはオッズが安すぎる。
軽視ばかりですが、ホウオウパヒュームも軽視、むしろオッズ妙味を考えると積極的に嫌っていきたい一頭かな。
となると順当にディアドラで仕方ないのかなと。
今年のオークスはまずまずレベルが高かったですし、ディアドラにとっては東京コースの長い直線は合わなかったと思います。ソウルスターリングと比較すれば全然たりてないのは明らかですが、ソウルスターリングは相当強いですからね。。。
前走のHTB賞ではラスト2ハロンが
–11.6–12.0
とスタミナ勝負になる中でしっかりと伸び切ったところから考えると紫苑ステークスの展開にもマッチしそうです。
あとは逃げ馬のミッシングリンク、桜花賞出走取消で人気をかなり落としているサロニカの未知の能力あたりに警戒です。
◎16ディアドラ
○15ルヴォワール
▲13ミッシングリンク
△18サロニカ
△7ポールヴァンドル
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