ラップタイムの見方(ラップタイム理論)追記予定あり

コラム勝てる馬券の買い方

僕の競馬予想の中心は「ラップタイム」「映像(ビデオ)」「オッズ」です。
これで今のところ勝ててますので、それなりに効果のある三点セットなのではないかな。

今回は競馬のラップタイムの見方について初心者の方にもできるだけわかりやすいよう
まとめてみます。

よくわかってもらえるようにがんばります!!

まとめ

競馬のラップタイムとは

ラップタイムを予想にどう活かすか

ラップタイムを見ると各馬の能力見極める事が出来ます。

馬の能力には2種類あり、
絶対的な能力適性があります。

このうち、適性を見極めるのがラップタイムなのです。

人間で例えると分かりやすいかも。

例えばウサインボルトとあなた。競争したらどっちが勝ちますか?
この答えは簡単です。ウサインボルトですよね。
絶対的な身体能力が違いすぎる。

では、別の質問を。

これがウサインボルトとモハメドファラー(長距離トラックの絶対王者)なら?
答えは、どちらも勝つ(走る距離による)

ですよね。
単純にどちらが上かは言えません。最高峰同士ならどこを走るかという条件が付きます。

これが競馬におけるコースの違いであり、レースの違いなのです。
皐月賞が400メートルハードルだとしたらダービーは200メートル走。

車でも良いですね。

ゼロヨン仕様の車とラリー仕様の車をイメージしてください。

軽トラックにならどのカテゴリーでも勝てるかもしれませんが、トップレベルになるとカテゴリーを超えて勝てる訳ないのです。

それが競馬における適性です。

初心者の間はこの適性を無視して絶対的能力だけにスポットを当てる傾向にあります。そして絶対的能力が高い馬が人気する傾向がある。

人気馬から買って飛ぶのはこの適性によるところが大きいのです。

例えばディープインパクトやドゥラメンテ、最近ならアーモンドアイは絶対的能力が高すぎるが故に、適性なんて関係なく他の馬に勝ちます。

キタサンブラックもかなり絶対的能力が高かったですが、ディープインパクト程ではないため、適性外のレースでは凡走する事がありました。

宝塚記念で大阪杯、天皇賞と制して圧倒的な人気を集めましたが、9着に敗れたのはそういう理由です。

宝塚記念でキタサンブラックを嫌った人はかなり美味しい思いをした事でしょう。

結果論ですが結果論じゃない。宝塚記念はスタミナを求められるレースのため、そこに不安があるキタサンブラックは消える拠があったという事を自信をもっていえること予想には大切です。

馬の能力

馬の能力を測る基準に決まったものはありませんが、僕は以下のように分類しています。
オリジナルではなく、一般的な用語として使われているものを自分なりに整理したものです。

トップスピード(スピード)

最高速度です。
当然最高速度が速いほど有利。速く走れるということです。

しかし、最高速度だけでは勝負は決まりません。

スピードの持続力(持続力)

これはトップスピードを何秒維持できるかです。
持続力があればあるほど長く速く走れるので当然有利になります。

サラブレッドの場合、全力で走れるのは100メートル~200メートルじゃないでしょうか。

瞬発力

この瞬発力という言葉が曖昧であり、色んな使い方がされているので誤解がもっとも多いのも
この瞬発力という言葉ではないでしょうか。

『瞬発力を活かして大外からごぼう抜き!33.0の鬼脚で差し切った!』

なんて言われ方をしますが、まず上がり3ハロンの評価に瞬発力という言葉を使うのはおかしいです。
馬は600メートル(3ハロン)全力で走れませんし、600メートルを速く走る能力はむしろスピードとスピードの持続力によるものが大きいです。
それに追い込み馬に瞬発力というワードが使われることが多いですが、逃げ馬にだって瞬発力はある。
結局瞬発力がどういう意味か説明なしに、上がりが速かったことを行っているだけのことが多い。

僕は
瞬発力=加速力=マックススピードを出そうとしたときに、何秒でマックススピードまで持っていけるか
と定義しています。切れ味とも表現されますが、すっと加速してトップスピードに持っていける。
この能力の高さが瞬発力です。

スタミナ

スタミナは長い距離を走ったあとにどれだけバテずに最後の3ハロンをしのげるか。
という能力です。
人間の400メートル走と同じで、本気で400メートルを走ったら最後は脚がもつれて上がらないですよね?でも300メートル歩いた(またはジョギング)あとに100メートル全力疾走なら脚が上がりません。

乳酸のたまりにくさと言っても良いかもしれません。

勝負根性(底力)

勝負根性と聞けばダビスタを思い出すのはジジイだからでしょうか。
分かる人いたら嬉しいです。

サラブレッドは本能的に、併せ馬の形になると馬鹿力を発揮して能力以上にパワーが出ます。
併せ馬の形でどれだけ隣の馬に負けないようにしようとするかが底力です。

この能力だけは数値で測れないですね。

能力とラップ理論との関係

これらの能力が全て高い馬が絶対的能力の高い馬。ということになりますが、
そんな馬はごく一部の超一流馬。顕彰馬になるような馬です。

ほかの一流までの馬はどれかが得意でどれかが苦手。
人間に例えると、100メートル走でもマラソンでも得意という人はなかなかいなくて、
得意分野苦手分野があります。

ラップを見ることによって

あ、このレースは瞬発力の高い馬が有利だな。とか、
このレースは持続力が必要なレースだな。とかがわかるということです。

それがラップ理論で穴馬が発見できる(または人気馬を消せる)理由になります。

レースによって、必要な能力が違うんですね!

ラップタイムの見方

ラップタイムのどこを見るのかについては2つあります。絶対値各区間の変化

絶対値

各区間のラップタイムは概ね10.5から13.5の間に収まっています。
(例外として200メートル単位のレースでない場合には最初の100メートルが1区間になってますので、6.5秒とかになってることには注意です。)

このラップタイムを見ていきます。

区分けすると以下のようになります。

区間タイム(秒)区分
-10.9超速
11.0-11.4
11.5-12.4普通
12.5-12.9
13.0-超遅

になります。これはざっくりと5区間に分けたものなので、大枠を捉えるイメージで覚えて頂ければと思います。

超速、速のラップは上がり(最後の)3ハロンでしか出現しません。

最後はどの馬も思いっきり全力で走りますので、マックススピードが出ます。そこで10秒台のラップが出ることがあります。

上がり32秒台の脚を使ったから鬼の末脚とか評価され能力が高いと判断されて次のレース人気になったりするんですが、

結論を言うと関係ありません。

なぜなら32秒台の上がりは平均以上のサラブレッドならどの馬も出すことが出来ます。

上がり注目すべきは道中のラップがどうだったか

道中で遅、超遅の区間が連発していればいわゆる脚が溜まる展開になり、どの馬も速い上がりを出すことが可能です。

新馬戦などでありがちなヨーイドンの展開ですね。

ヨーイドンとは、ラスト3ハロンや直線を向くまで遅い区間が続き、ラストだけ思いっきり走る展開のことを言います。

こうなると瞬発力とスピードだけの勝負になりますので、鬼脚を使ったように見えても次走全く参考にならなかったりします。

このような遅いラップからの上がり勝負は2歳戦や三歳戦でも牝馬戦に起こりがちなので気にしてラップタイムを見る必要があります。

逆戻りまた然りで、普通区間ばかりのレースで能力を発揮できないタイプが、遅い区間が多発するレースでは激走するパターンもあります。

要するに、遅い展開が得意な馬、引き締まった展開が得意な馬がいるのです。

その見極めにラップタイムを見ることが大切なのです。

各区間の変化

ラップタイムを見るときに重要なもう一つの視点です。

具体例を見ていきましょうか。
どれでも良いのですが、
2018年ワグネリアンが勝ったダービーのラップがこちらです。
12.7 – 11.0 – 12.3 – 12.4 – 12.4 – 12.3 – 12.2 – 12.0 – 11.7 – 11.2 – 11.2 – 12.2

2017年レイデオロが勝ったときのダービーがこちら
13.0 – 11.2 – 12.9 – 12.8 – 13.3 – 12.5 – 12.1 – 12.6 – 12.7 – 11.5 – 10.9 – 11.4

コースをイメージしながら数字を見ることが大切です。

府中(東京競馬場)の直線は525メートルですから、ざっと太字にしている部分が直線の場所になります。赤字は加速している部分、青が減速している部分です。

(実は競馬のラップというのは先頭を走っている馬のタイムなので、厳密に見ようとするとレースの映像を頼りに各馬修正していくのですが、今回は大事な部分を伝えるのが目的なので割愛します。)

なんかイメージが着いてきたでしょうか。さらに良いのはレースのビデオを見ながらラップタイムを見てください。理解度が全然違います。

2018年と2017年を見て何が違うでしょうか?難しくないですね。
2018年のほうが早めに加速を開始して3コーナあたりから、2017年のほうがペースの上がり方が激しいですが加速は直線に向いてから。です。

2018年は2ハロンで0.8秒、2017年は2ハロンで1.8秒もの加速ラップが入っています。
これが何を表しているか。
この急加速に

最後は減速しています。

ラップタイム理論(ラップタイム予想)のデメリット

時間がかかる

これに尽きると思います。馬柱(競馬新聞の過去5レース分とかをまとめた皆さんが普段見ているものを馬柱といいます。)ではわからない情報から一頭一頭、最低5レース分を見るので、結構な時間がかかります。
いつもこんなことをやっていると重賞レベルだと出走馬の大まかな特徴は頭に入っているので、そんなに時間はかからない。
出走馬のリストを見ただけで『今回はこの馬だな』とピンとくることもあるので、大きいレースは簡単だったりします。

でも特別戦とかに出てくる馬まで全部頭の中には入っていないので、過去の5レース分くらいはラップを引っ張ってきたりレースビデオを見たりして整理していきます。2時間くらいはかかるかな。

でも時間をかける分効果は抜群。

どんな予想法をベースにしていこうかなと思っている皆さんにはぜひオススメしたいのがラップタイム理論です。

展開読みが外れたらそこで試合終了

レースの前半で馬券を諦めることもよくあります。

ラップというのはある意味展開でもあります。
よどみなくペースが進むのか、それとも道中緩んで上がり勝負になるのか。
特にラップタイムの威力を発揮するのはタイトな流れになったとき(つまり瞬発力が問われない展開になったとき)なので、
例えば2018年の菊花賞のように想定外にどスローからの瞬発力戦になったときは、
半分諦めながら見ていますね。

2時間予想に費やして、1分で終了したときの虚しさ・・・

展開が逆ハマりしたときの脱力感は他の予想法以上かと・・

ぶっちゃけラップをベースに予想するときの最大の難関はメンタルかもしれません。
きついきつい。。。

でもそんなことを乗り越えても頼りたいくらいの強力な武器です。

最後に

ラップタイム理論で予想することの良いところは、

ライバルが少ない!

ってところ。

人と同じことをやっていては勝てません。

人の行く裏に道あり花の山。

投資の格言ですが競馬予想にも当てはまります。

ぜひラップを見ることが出来るようになっていただきたいと思います。

ラップタイムでの予想=勝てる馬券の選び方だよ

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんと一緒に勝てますように。

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