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2008年 天皇賞(秋)

ウオッカVSダイワスカーレット 同世代に産まれた二頭の最強牝馬。どっちが最強なのか。

ウオッカとダイワスカーレット。今でこそダイワスカーレットを史上最強牝馬と評価する向きは多い。しかし当時のウオッカは牝馬としては(近代競馬では)唯一のダービー馬。ダイワスカーレットは桜花賞と秋華賞でウオッカを完封しているにも関わらず、人気的にはウオッカの方が高かった。鞍上(武豊)の当時の凄さもあるのかもしれない。

何故同世代に産まれてしまったのか。違う世代であればそれぞれが世代最強牝馬であったことは間違いない。それほどに強い二頭だった。

ダイワスカーレットの3勝1敗で迎えた五度目の対決。天皇賞(秋)。同じくダービー馬のディープスカイも出走していたにも関わらず、最強牝馬一騎打ちという世間のムードだった。

果たしてレースは、、、凄まじい戦いとなった。いつものように逃げるが少し掛かり気味のダイワスカーレットは最後の直線でいっぱいになったように見えた。ウオッカはキレ味鋭い末脚で突き抜けるように見えた。だがしかしレースは終わらなかった。

最強牝馬の戦いに相応しい最高の戦い。このレースを競馬史上最高のレースにあげる人も多いレースだ。競馬の楽しさは馬券だけじゃない。それを教えてくれるレースだろう。

ウオッカvsダイワスカーレット 天皇賞秋 2008年11月2日