こんにちは。Kです。
JRAプラス10という制度について解説したいと思います。
まとめ
- 計算上110円未満の配当になったときにJRAが補填してくれる制度
- 恩恵を受けるのはダントツ1番人気馬
- 馬券としては実質単複のみが対象
まずはJRAの説明を引用。
JRAプラス10
「JRAプラス10」とは、「すべてのレース」・「すべての投票法」で「通常の払戻金が『100円元返し』になる場合に、10円を上乗せして110円で払戻す」ことを言います。
注記:特定の馬番号・組番号に特に著しく人気が集中した場合には、競馬法の規定により「100円元返し」となる場合があります。
2018年も「すべてのレース」・「すべての投票法」で、「JRAプラス10」をおこないます。
JRAが発売する海外競馬のすべての競走・すべての投票法も対象となります。JRAプラス10の発生件数・上乗せ合計金額等よくあるご質問
オッズ・払戻金の表示は?
通常の払戻金では「100円」であっても、JRAプラス10によって「110円」となる場合には、オッズ、払戻金は、10円上乗せ分を含む「1.1倍」「110円」で表示いたしますのでご注意ください。
注記:通常の払戻金で「110円」となる場合も同様に「1.1倍」「110円」で表示いたします。
「100円元返し」とは?
特定の馬番号・組番号に著しく人気が集中し、100円の投票に対して100円の払戻金になる場合を、「100円元返し」と言います。
JRAプラス10による上乗せがされず、「100円元返し」となる場合は?
特定の馬番号・組番号に特に著しく人気が集中した場合、「100円元返し」となる可能性がございます。
注記:投票法ごとの「払戻金総額」と、「上乗せすべき金額の総額」の合計が「売得金の総額」を超える場合には、競馬法附則第5条第3項の規定により、「100円元返し」となります(この場合には、オッズ、払戻金は「1.0倍」「100円」で表示いたします。)
JRAの説明でもわかるのですが、補足します。
競馬の配当は予め決められた控除率があるため、人気馬で決まると110円未満の払い戻しになることがあります。
例えば分かりやすく単勝で考えます。
一番人気の馬が全体の75%の支持を集めていたと仮定します。
その馬が勝った場合、単勝を100円買っていれば配当は以下のとおり。
100÷75=1.33 つまり133円
これは控除前の配当なので
133×0.8=106.66円ですね。
ここで、JRAの配当の実は腑に落ちない部分なのですが、10円未満の配当は切り捨てになります。
ですのでこの場合の配当は100円イコール元返しとなります。
こういった場合に配当に10円上乗せして110円返してあげますね。
というのがJRAプラス10という制度です。
ですので制度の恩恵を受けるのはダントツの人気馬ということになります。
馬券としても実質単複のみが対象となります。
何故か?
単複以外の馬券では通常通り計算した配当が110円未満になることがほぼないからです。馬連110円とかでもよっぽどのレアケースと会えるでしょう。
細かい点としては、このプラス10制度の原資はJRAの持ち出しという部分でしょう。
通常はどんな的中でも、JRAの控除率はしっかり取った上で配当がなされます。
プラス10では、配当を計算した後に不足分をJRAが足すという考え方ですので、馬券を買ってる人は誰も損しない。
いわばキャンペーン的な制度ですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんと一緒に勝てますように。
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コメント
[…] 最も当たりやすいということは最も配当が低いのですが、還元率が80.0%。この還元率は単勝と複勝だけになっていて、それ以外の馬券はどんどん還元率が悪くなっていきます。 かつJRAプラス10というボーナスもありますので、一番勝ちやすい馬券でもあります。 […]